理念&開発経緯
夫(カナダ人)が娘の友達に、英語を公民館で教え始めました。
公民館で格安だったため、たくさんのお子様が通ってくれるようになりました。
10年前の当初、モットーは「全力で遊ぶ英語教室」でした。
それでも、週2回レッスンがあったのでみるみる上達していったのですね。
やっぱりネイティブ先生は最高だなと思っていました。
ところが数年がたったある日レッスンを見ていて、子どもたちが完全に頭打ちしていることに気づきました。
ネイティブ先生の英語を聞いて話すだけでは、子どもの記憶も限界がきていたのです。
(と同時に、週2回では娘のように英語が入っていかない…週2回では少なかったことにも気づきました。)
『第2言語として習得する方法に切り替えよう』
『文法がいる!絶対に!』
と思いました。
がしかし、ここで大きな問題になったのが、通っていた生徒の中に発達凸凹やグレーのお子様が多かったことです。
まだ小学生と幼く、私が学んだ文法を彼らに教えることは絶対に無理…と確信してしまいました。
そこで小学生かつ、発達凸凹の子どもが理解できる文法と、英検に合格する内容だけを教えることにしました。
・いらないもの
・わからないもの
・子どもが苦手なもの
これらを、どんどん排除しました。
そして、逆に子どもだから得意なことや理解できることを増やしました。
同時処理、継次処理、どちらかに偏った脳の処理を持つ子どもが定型発達の子どもと共に学ぶ…。
ここが1番難しいところでした。
そして1年間試行錯誤し、現在の形に落ち着いています。
今もまだ成長している「colorで英語」です。
現在は、ワーキングメモリ対策を試行錯誤中です。
取り組んでみて、学校も塾も世の中の学びの場は、発達凸凹の子どもへの教授法が主流になったらいいのにと思うようになりました。
なぜなら、私たちのクラスで定型発達の子どもは困っていないからです。
私がもし、定型発達の子どもがわかるように開発したなら、発達凸凹の子どもは皆英語教室を辞めることになったと思います。
そんな、<逆の発想>でできた「colorで英語」です。
英語プログラム開発者
プロフィール
バックノー 文
兵庫県立西宮高等学校
広島大学 教育学部
元教師
小中高 勤務歴 25年